先日大群馬展へ行って参りました。
たくさん人が入っていて盛況でしたね。
主に群馬各地の隠れた名店みたいな所がご飯出店してたのでそれ目当てにいったものの、伝統工芸品なんかも展示されていました。
そんな中で目を引いたのがこれ。
藤岡瓦の瓦材で作ったマグカップ。
いぶし銀の釉薬がいい味出してます。
藤岡は瓦産業が盛んだったと聞いています。
ガルバリウム鋼板の屋根や、ほか屋根がかわって主力になったご時世ではなかなか生き残るのは厳しく、その数を大きく減らしました。
瓦って古臭いイメージや、耐震的なところで良くないイメージもあると思いますがそんなこと無いんですよ。
断熱では有利に働きますし、暴露性だって有利です。耐震だって、瓦を乗せることを踏まえて計算すれば良いだけの事。
…とはいえ最初から押せないのはなぜか。
もう、コストです。
しかし理路整然とし、言葉は不要な、絶対的な、唯一無二のキャラクター性をもつ瓦屋根にはうっとりとします。
特に長屋の屋根がかわいつか、そんな提案を受け入れてくれる施主さんが現れることを期待して、瓦を使った設計案でも蓄えておきます。
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