事務所の工事進行に伴い、事務所と自宅部分の連絡通路的な所が仕上がりました。
やっと…やっとです……。
この視点は家の中でもかなり特殊です。
すべての面が違う素材で意味をなしている事にお気づきでしょうか。
意匠屋としては色々な意匠に挑戦したいところでもありますが、あるテーマやストーリー性を持たせた一貫した意匠を貫き通してみたかったりと、相反する思惑のせいで自宅の意匠は非常に悩みました。
コストもありますし。
タヌキは何を考えて設計しているのか。
一番は移動に伴う視点移動においてドラマティックに演出できるか。
なんていつもの考えております。
わかりやすい所で言えば光を使った演出でしょうか。
明暗が使われる建築は大好きですね。
なのでスティーブン・ホールや、ルイス・バラガンはもはや聖書です。
…と考えて設計してもお施主様から見たら想像しにくい点でもありますし、そればかりは模型やCGを駆使してもなかなか伝わらず、結局違う視点からが優先されることのほうが多いですね。残念ながら…。
結局、「雰囲気、場感、空気感」と呼ばれる体感的な所はどうやっても実物でしか再現できないのです。
実例が増えていくのを待つしかありません笑
そういったものをある程度再現できたら。
と思いながら設計したタヌキハウス。
是非見に来て下さい。
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