YouTubeを見ていたら流れてきた工法。
通気断熱工法?とも言うそうです。
....これ大丈夫?
ちょっと考えればこんなの...ダメだよね?
「自然」を謳うのがいかにもって感じがします。
気になって建てた人達の声を見てみましたが、やっぱりそうなるよねって経験談が多い。
色々突っ込みたいところはあるけど、重大な問題を引き起こしそうな所が
「夏場の外気を床下に入れて、壁内通って棟で排出」
これ本当に大丈夫??
日本の風土に合った工法なんて謳ってるけど、今の日本の夏場の外気温、湿度ご存知ないのか。
40度近い地域もあれば湿度は80%になる事もある現代でそんな不快な空気を一体どこへやろうとしてるのか。
あろうことか床下に入れて壁内とか怖すぎます。
十分な風速が確保できてるからOKって事なのかわかりませんが、エアコン使わないなんて事ないでしょうしエアコン使ったら最後、冷やされた部屋の壁の裏側(通気層)で結露起きますよね。
その壁と通気層での気密だってそこまでやってる感じは無かったけどどうだろうか。
そこがなされてなかったら高湿度の空気部屋の中に入れてるって事になるし...。
そのあたりどうするんですか?
と聞いてもあやふやな事しか返ってこなかった、もしくは「流入口を閉めて」下さい。
って言われた方も。
....????
閉めた状態でも10%は入ってくるようです。
閉めた状態でも入ってくるような作りのものだったらもう言うまでもなく終わりですよね。閉めたら風速も稼げなくてそれこそ終わりでは?
それで冬はその床下への換気口を「閉める」
.....????
閉めても10%流入し続けるんですよね?
だとしたら通気層の外にある断熱材の殆どが無駄になるのでは?結局冷たい空気で囲ってるだけで。
それに24換気はどうするのか。
と思ったらQ &Aにありました。
「簡易的な換気設備をつける」
...さらに寒い。
これもうそんなわけのわからない工法にお金かけるより、その分を断熱材強化と、ちゃんと気密性を高めて第3種の計画換気にした方が結局いいのでは。
断熱とは少しずれて怖いのが火災時の火の周りが爆速になるのでは?という疑問。
壁内通気層があるせいでファイヤーストップが不在。
成り立ちを読むと、そもそも高気密高断熱に対してネガティブな印象を与えかねない内容の記事。
高気密高断熱を窒息住宅と断言してる割には、高気密高断熱に対する考えが根本的に間違ってる。
この手の宣伝や謳い文句にあるのが、
息苦しい、家が呼吸できない、化学物質がどうこう...
うーん...全て前提が間違ってるんですよね。
特定の環境下でしかないというか、もうそれ何年前の話なのかなって。
何年も前の、通気気密断熱に対しての知識や工法が浸透してなかった時代の中で生まれた工法だから仕方ないのですが。
と、少ししか調べていませんが驚きの工法が紹介されていたので。
飽くまで今の私の頭の理解度と結露に関する知識での話に過ぎませんし、もしかしたらしっかりとした根拠があって素晴らしいものかもしれません。
結局憶測ですが、少なくとも私なら絶対に薦めません。
誕生秘話的な記事もなんかその...あれですよね...某界隈みたいな...。
信念持って取り組んでいるのはわかりますが....。
たぬきでは⚪︎⚪︎工法と謳いメリットばかり紹介しているフランチャイズな建築は正直疑念しかありません。
しっかりと根拠を持って説明できて使用されるのであれば良いのですが、その割には現場サイドでの理解が足りずポテンシャルを発揮できない。なんて現場をよく見ます。
そもそも地域柄、コスト、多角的に判断すべきものをパッケージングされた中で計画するのはナンセンスかと思います。
...愚痴ブログでした🤔
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